第二部 黄河流域編

 黄河流域と言っても、私が行った地域は渭河中流以東で、黄河全体の3分の1の地域です。

  黄河流域の訪れた場所 (赤色は全戸調査した所)

     画像1:西安市                       (画像をクリックして 大きくなりますヨ)

          碑林に近い狭い広場に面した民家(咸寧学巷38号)

          2001年秋に3ヶ月掛けて城壁内の門墩658組を確認し、門墩

        所在地図を作りました。

 

     画像2:洛陽市

          古い町並みを残している東大街(西から東の鼓楼を)

          洛陽も古代の都市として栄えた所で、旅行で数回訪れ、元代

         の城壁内の一部を調査しました。

 

     画像3:開封市

          抱鼓型のある門前でトランプに興じる市民(草市街79号)

          宋代の帝都です。残念ながら宋代の町並みは9mの地下で、  

         宋代の建物は鉄塔のみでした。

          明代の城壁に囲まれた西南部から中心部を調査し、古風な

        門墩が散在していました。

 

     画像4:済南市

          元代からの名園を清末に豪華な四合院に

                         改築された萬竹園の大門

          萬竹園には豪華な門墩が設置されています。

 

     画像5:天津市

          郊外にある清朝末期の大商人石家大院の門

          天津旧城は近年都市開発で鼓楼以外は城壁も町並みも

         撤去され、近代高層建築物に改装されています。

          それ以前に旧城内の一部門墩を撮影しました。

          また、石家大院の在る村の門墩も調査しました。

 

 以上は黄河流域での調査の主要部分の概要紹介です。

 以下各地の状況を報告します。